DIYでトイレをリフォームしてみる。


 築20数年経つ実家のトイレですが、ウォシュレットが壊れたまま、10年近く経っており、使い勝手が悪いので直す事にします。今回は、余り費用をかけずDIYでリフォームしてみる事にしました。

目 次 

クッションフロア張替え

 現状での状態です。壁紙、クッションフロア、便座に時間の経過が感じられます。壁紙は変色と、錆跡で傷んでおり、クッションフロアも落ちない汚れが目立ちます。

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 まずは、クッションフロアからの交換です。クッションフロアを剥がします。ここは、破けないよう注意しつつ力技で剥がしていきます。経年劣化によるものなのか、意外とすんなり剥がす事が出来ました。
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 クッションフロアが剥がせました。少し古いボンド跡が残っていますが、状態が悪くないのでそのまま張り替えます。本来は、下地調整をする方が良いのかもしれませんが、大きな痛み等も見られない事から、ここはDIY、余り神経質にならずに作業を進めます。
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 剥がした古いクッションフロアを型紙にして、型取りを行います。カットした後は借り置きし、便器との競合いの確認や、隅の状態を確認します。採寸誤差による隙間は、後でジョイントコークにて埋める事とし、作業を進めていきます。
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 最後にボンドを塗ってオープンタイムを10分程度取った後、貼付け行います。これで、クッションフロアの張替えは終わりです。ボンドが表面についたので、ラッカーにて軽く表面をなぞり清掃しておきました。(正式なやり方かは分かりません。)
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 使用したクッションフロアは、サンゲツ 木目キャラメルメイプルHM-4015です。無地のものより見た目が華やぐので、個人的にはこちらが好みです。

ウォシュレット取替え

 続いてウォシュレットの交換を行います。水道元栓を締めてバケツを設置して配管の残水を排水します。この後配管を取り外していきます。給水配管はフレキパイプ13mm径の30cmを使用し、手曲げにて取付を行いました。アールが急だと折れると聞いていたので、慎重に曲げていきました。

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 後は、ベースプレートを設置して分岐栓を取り付け配管をウォシュレットに設置します。動作確認して完成です。

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 設置したウォシュレットは、ネットでもそこそこ評価が高く値段もお手頃なパナソニック CH941SPF温水便座 貯湯式 ビューティートワレのアイボリーをチョイスしました。

クロス張替え

 最後は、クロス張替えです。施工時の不良なのか、ボートを留めているビス頭が錆びて錆跡が浮き上がっています。新築時すぐに症状が出たのですが、工務店は様子を見ると言ったきり、結局修理してもらえませんでした。今回は、これを修理していきます。f:id:hikyosyua:20201120065801j:image

 元のクロスを剥がします。部分的に剥がしにくいところがありましたが、スクレーパー等を使って剥がしていきます。この後パテを錆跡や下地がはがれた箇所に掛けていきます。

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 乾燥後、ヤスリがけを行います。ヤスリ掛けは初めは手でやっておりましたが、余りに時間が掛かるので、オービタルサンダーを使用して時短しました。掃除機と接続出来るタイプなのですが、マスク着用していてもやはり粉塵は若干吸い込むぐらい削りカスが出てきます。使用したミニサンダーは、リョービ 629000A-S5000です。

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 今回は、下地に捨て糊をかけていきます。錆の浮き上がりを抑える事が目的です。ヤヨイ化学のプラゾールSSを使用しました。

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 捨て糊をかけ終えた後です。テカっているのが捨て糊です。これで、錆の浮き上がりを抑えれれば良いのですが、とりあえず処理はここまでとします。f:id:hikyosyua:20201120070419j:image

 今回張り替えるクロスです。サンゲツの量販クロスSP9560石パターン糊なしタイプです。トイレ側面を2カ所張替えで、29m程買いました。


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 必要な長さにカットした後は、ローラーで糊を付けていきます。糊はヤヨイ化学のアミノールを使いました。量は5キロを買いましたが、殆ど余ってしまいました。f:id:hikyosyua:20201120065239j:image

 まず一枚目を貼付けます。初めてなので、繋ぎ目にSPセーフティーテープを使う事にしました。
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 重ね貼りの部分の処理が、真っ直ぐにならずに難しかったです。隙間が開いた箇所がありますが、DIYなのであまり神経質にならず目を瞑る事にします。
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 時間はかかりましたが、なんとか張り終えました。若干シワが残りましたが、1週間後に再確認した際には、殆ど目立たなくなっておりました。それよりも、時間が足りず壁紙の耳打ちをせずに貼り付けした箇所の方が目立っておりました。
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 特に隅の部分の処理が難しかったです。ネットなどでは、竹べらにて折り目をしっかり付ける等の事が書かれてますが、やり方がまずかったのか分かりませんが、折り目をつけようとすると壁紙が破れて上手くいきませんでした。破れた箇所は、ジョイントコークにて処理しておきました。
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 部分的に見れば、かなり粗がありますが初めてにしては、良くできたのではないかと思います。
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 やはり、トイレの様な狭い場所での作業は、やりにくくもう少し慣れてからのほうが良かったかもしれません。
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 最後にタオルハンガーを取り付けていきます。石膏ボードアンカーを打ちビス留めします。LIXIL KF-91 タオルハンガーです。
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 トイレットペーパーホルダーも同じく交換し、完成です。金属タイプが欲しかったので、色々探し、セーフラン トイレットペーパーホルダーにしました。

 

まとめ

 初めは、クロス張りやクッションフロアが上手く剥がせるのかや、ウォシュレットの給水配管加工など上手く出来るのか不安でしたが、やり始めると、意外と何とかなるもので、プロ並みの仕上がりを言わなければある程度には仕上がります。後は、回数を重ねれば、より早く綺麗に、効率的に作業が出来るものだと感じました。要は、習うより慣れろと言ったところかと思います。拙い素人のやり方ですが、このブログを見られてやってみようと思われた方の参考になれば幸いです。