モニターフォンDIY取付

 モニターホンへの取替をしたので、手順を載せておきます。(注意∶今回の様な取替には、専門資格が必要となります。)付いているのは、100ボルト電源のインターホンですが、室内側で音が出ない症状が生じていた為、交換を検討しました。折角なので、訪問者が確認出来るモニターホンへ交換する事にしました。

 交換するモニターホンは、パナソニック録画機能付テレビドアホンVLSE30XLAW-ホワイト(電源直結式)にしました。機能的には、留守中の来訪者画像をモニター親機に自動で録画・保存(静止画:30件)できる録画機能を内蔵し、帰宅後にモニター画面で確認できます。モニター中の映像を、必要に応じて手動で録画できるとの事です。又、増設モニターの設置で2階でも来客応対可能で、室内通話もできるとの事です。玄関子機にLEDライト(照明用ランプ)を搭載。夜間でも約50センチ先までカラーで映り来訪者を確認できるとの事等が決め手になりました。詳細な仕様は以下の通りです。

◆ドアホン親機
最大接続数:玄関1台、屋内(親1台/子1台)                         電話機・FAX接続:×
電源:AC100V(50Hz/60Hz)
消費電力(約):待受時(1.6W) 動作時(7.5W)
画面表示:3.5型ワイドカラー液晶ディスプレイ
取付方法:露出壁掛け(壁掛け金具付属)
外形寸法(約):幅129×奥行29×高さ169mm (突起部除く)
質量(約):410g

◆カメラ玄関子機
親機接続方法: 有線
電源:モニター親機より供給
映像素子:1/4型CMOS
最低被写体照度:1ルクス(カメラから約50cm以内)
照明方法:LEDライト(照明用ランプ)、赤外線LED
取付方法:露出型:JIS 1個用スイッチボックス適合
外形寸法(約):幅99×奥行36.5×高さ131mm 
質量(約):200g

 写真は取替前のインターホンです。約二十年近く頑張ってくれましたが、ついにお迎えになりました。
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 茶色く変色して年季が入った様相になってます。取外は、ケース部分をマイナスドライバーでこじ開け壁にネジで固定されていたのを外します。安全の為、取替前には必ず、居室コンセント等のブレーカーは、切っておいて下さい。
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 取外すと既設電源線が見えてますが、これを壁側に落とさない様に、先に固定して置く事をお勧めします。この後、通信線も同様に取外し落下防止対策をしておきます。
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 モニターホンの取付け位置は、目線の高さにしたいのでこの位置に新たに穴を開けます。穴空けは、石膏ボード鋸で空けました。写真で下側に見えるのは、失敗した穴です。(石膏ボードの下に、筋交いがありました。本来は下地センサーという工具を使って確認をするのが普通だそうです。)金具は、モニターホンを固定する為の、スイッチはさみ金具[スゴ枠]です。
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 VVF1.6sq2芯ケーブルで、約3メートル程度延長させます。従来の電源ケーブルとの接続は、差込コネクタと絶縁テープで確実に接続しました。通信線は、カシメ金具で接続して絶縁テープ処理としました。
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 モニター機を設置した写真です。取付自体は、延長した電源ケーブルを本体に差込むだけで取り付けられ簡単でした。
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 電源投入でカメラ動作状態を確認します。プリセット位置から少しカメラを左向きに振り、人物の顔が判別しやすい様に調整を行いました。

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 取付調整完了後の写真です。下の開けてしまった穴は、クロス張替えで隠す様にする予定です。
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 カメラ自体の画素数は余り多くないのですが、モニターでの人物確認自体は支障無くできましたので良しとします。
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 今回、インターホンからモニターホンへの取替を行う為に電気工事士資格を取得しました。今まで諦めていた、電気器具取替等、今後のDIYに幅が広がる事が一番の成果になりました。モニターホン自体の使い勝手については、先の評価通りとても簡単に使え、何故今まで交換しなかったのだろうとさえ思った次第です。インターホンの取替で悩んでいる方に、値段もそれ程高くないので防犯の意味も込めて早めに交換をお勧めします。