キクラゲを育てる

 最近どうも疲れやすく体がだるい状態が続いており年によるものかとあきらめ気味に何もしておりませんでした。以前はサプリメントなどを試していたのですが、どうも体に合わなかったらしく余り改善の効果が見られませんでした。ランニングなどの手軽な運動をすれば良いとも聞きますが、仕事に子育てと余り時間の余裕が取れるわけでもなく、また継続出来そうにも思えませんでした。(私自身が余り体を動かす事に喜びを感じるタイプではないと言ったところがあります)そこで、他の手段として、日々口にしている食事の改善でどうにかできないものか調べてみる中で、あの中華料理につかわれているキクラゲがどうやら疲労回復などに効果がある事が分かりました。ただ、キクラゲは殆どが中国産であり国内産もありますが乾燥ものでも20g程度で200円程度します。ネットでみても生のキクラゲなどもありましたが500gなどで2000円~3000円程度することが分かりました。意外と高級品なので継続的に食べれないなと思っていたところ、キクラゲ栽培キットなるものがあるではないですか!これは早速買って試してみるしかないと思い、思い立ったら即行動で早速ネット購入してみました。

 目 次

 

キクラゲとは

 キクラゲ(木耳、木蛾、学名:Auricularia auricula-judae)とは、キクラゲ目キクラゲ科キクラゲ属のキノコで、春から秋にかけて、広葉樹のニワトコ、ケヤキなどの倒木や枯枝に発生する木材腐朽菌主です。日本列島、中国大陸、台湾島、朝鮮半島などの東アジアやミャンマーなどで食用とされているとの事です。(参照:wikipedia)木耳と書くのはキクラゲの形が耳に似ていることから中国でこのように呼ばれているそうです。クラゲのようなコリコリとした食感から「キクラゲ」という名前が付けられたとの事です。中国では、昔から不老長寿の妙薬として珍重されてきたそうです。

キクラゲの種類

 キクラゲは、アラゲキクラゲ、コクロキクラゲ、シロキクラゲなど数種類が含まれ大きく分けると白と黒の2種類に分けられ、シロキクラゲは高級種となるそうです。基本的にキクラゲと総称されているキノコは、直径3〜6cm程の大きさで、その形状は円盤状、杯状、耳状など変化に富んでおり、中でもシロキクラゲは大変ユニークな外見で、全体が純白の花びら状をしており耳状の片の集団で、直径3〜10cmの塊となって生育するとの事です。どのキクラゲも背面の一部で基物につきます。群生していると、隣同士でくっつくことが多くなります。樹木に付着している面に極細毛が密生し、裏側は胞子ができ褐色で滑らかです。人工栽培も盛んにされ、栽培は原木、菌床の袋栽培で行われます。今回はこの菌庄栽培キットを利用する予定です。

キクラゲの栄養成分

 キノコ特有の多糖類(糖質の最小単位である単糖が、多数結合したもの)、高分子多糖体(でんぷんやセルロースなどと同じ構造)のβ-グルカンを含み、生体免疫力を高める働きがあるそうです。またキクラゲには、ミネラル類である鉄分とカルシウムが多く含まれ幅広いミネラルの補給源として期待できるとの事です。ビタミンB群やビタミンEのほか、体内でビタミンDに変化するエルゴステリンという成分が豊富なため、カルシウムとリンの吸収を良くする働きがあり、血液をサラサラにし、血栓症を予防するとの事だそうです。またビタミンDは、丈夫で健康な骨をつくるのに欠かせない役割を果たすとの事です。食物繊維も豊富で、食物繊維が豊富なことで有名なごぼうと比較しても遜色がなく整腸効果も期待出来るとの事だそうです。特に今回特に期待したい疲労回復、老化防止効果も、ビタミンB群、ビタミンEが豊富なので期待出来るとの事です。さらに、キクラゲ独特のヌルヌル成分にも効果があります。このぬめりは膠質(にかわしつ)と呼ばれるものですが、滋養強壮、乾燥肌防止、老化を防ぐ効果などがあるそうです。もう、ここまでの話だけで殆どスーパーフードの様に感じてしまうのですが、実際にはどの程度の期間摂取を継続しなければ効果があるのか判断できないので、実際に試してみる事にします。

キクラゲ菌庄栽培キット購入

 ここで、栽培キットを選ぶ事にしますが、正直どれがいいのか全く分かりません。というよりもキノコ類自体育てるのが初めてであり、育成環境や環境維持のための設備が必要なのかさえ分からない状態でした。その中で北研の生キクラゲ栽培キットが目に留まりました。会社名は初めて知りましたが、1961年からキノコ専門店として事業を行っているとのうたい文句なので、余り変なものは売っていないだろうと信じ購入する事に致しました。

菌庄栽培キット栽培開始

 発注から2日でクール宅急便にて到着しました。意外と早かったです。早速開封し中身を確認していきます。

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 開封した中身です。説明書と菌庄栽培キットが同胞されていました。また開封すると少し独特の臭いがありました。子供の頃、飼っていたカブトムシやクワガタムシの飼育箱の中の臭いに少し似ていると感じました。
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 持った感じは軽く感じました。説明書には、栽培方法が2通り乗っておりました。一つは覆土方式、もう一つは切れ込み方式との事でした。覆土方式は付属の赤玉土を上から振りかけ下の四隅を切り落とし排水口を作り栽培する方法になります。切れ込み方式は、赤玉土は使わず側面に切れ込みを2mm程度の深さで入れ栽培する方法になります。主にプロが行っているやり方になるとの事なので、ここは素直に初心者向けである覆土方式を選択しました。
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 菌庄ブロックの上部ビニールを開封し、5cm程度残し切り落とします。カッターで切り取ったのですが、ビニールが重なっている箇所が切り取りずらかったのでハサミの方が楽でしょう。

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 次に、赤玉土を上部へ振りかけ、全体が湿っている状態になるまで水分を補給してやるとの事でした。栽培中は直射日光を避け風通しが良い場所で湿度をある程度に保ちつつ栽培を行うとの事でしたので、初めは室内で栽培しておりましたが、2日目に妻より菌子がアレルギー源になるとの指摘と臭いが嫌とのクレームを受けベランダへ移動となりました。ちなみに、入れている容器は過去に買ったNインボックスを活用しております。

 

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 ベランダ栽培に変更してから5日目頃に排水口付近にゲル状の突起が出来てきました。水やりは初めコップ1杯程度を朝方にやっておりましたが、下部に水が残ったままの状態が続いたので、途中からハンドスプレーボトルへ切り替えました。写真は、開始から10日目の状態になります。

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 栽培開始より21日目、ついに収穫する事にしました。大きさは大体5cm程度まで成長しております。ただ、見た感じかなりカサカサした状態に見えるので水分量が少なすぎたのか、果たして食べれる状態なのか分かりませんでした。
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 収穫後、石付部分を取り除き煮沸した直後の状態です。煮沸前に表面が白っぽい感じになっていた為、心配でしたが、煮沸後は白っぽさも消え特に変なにおい等はありませんでした。直ぐに食べる予定ではなかったので念のため水につけておくことにしました。
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 写真は、一晩水につけ冷蔵保存したものです。水分を吸収したのかネット販売写真の様なプリプリの状態に戻りました。やはり、栽培時の水やりが不足していた様に感じました。この後、調理結果を掲載予定です。
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栽培してみた結果

 栽培自体に関しては、毎日の水やり程度で対して難しくはありませんでした。季節的に育ちやすい時期だったかもしれません。現在もまだ何株かが成長中であり再度収穫予定です。子供と一緒に夏休みの宿題に栽培してみると面白いかもしれません。

(後日談)

 採取から一週間後で上部のキクラゲもモリモリ生えてきました!
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