今日は、前からやろうと考えていた、劣化したヘッドライトコーティングの除去と再コーティングを実施します。
目 次
何故劣化するのか?
最近の自動車用ヘッドライトに採用されている素材が、PC(ポリカーポネート樹脂)で出来ております。密度は、1.2g/cm3と非常に軽く、ガラスなみの透明度で耐衝撃性はガラスの約250倍など自動車に搭載するに理想的な性質となっている様です。この事から特殊な事情が無い限り殆どの車種では、PCが採用されているそうです。ヘッドライト素材に理想的PCですが、長期間の屋外使用で紫外線による黄変劣化が起こるようです。この為、メーカーでは、ヘッドライト表面にコーティングを行い、対策しているとの事です。
ヘッドライトコート剥がし
我が家のフィットは購入から、6年目(登録からは、7年目)で、現在の態になりました。ご覧の通りハードコートが剥がれて、ボロボロの状態になってます。それでは、早速コートを剥がしにかかります。
今回使用する耐水ペーパーは、800番,1000番,1200番,1500番,2000番とし、仕上げにコンパウンドの順で進めて行く事にしました。フィットの前に乗っていた車でもヘッドライトの再コートをやった事がありますが(この時は、ウレタンクリアーで塗装しました。)、この時は、1500番から始め余りに時間が掛かり過ぎたので今回は少し番目を上げて800番からとします。
コート剥がしの前処理として、まずはマスカーでマスキングを行います。これをやってないと、バンパー部分への削れや、コート剤付着が起こるので左右ともしっかり養生し対策します。
これからコート剥離作業に入ります。霧吹きを準備し、常時水を切らさない様にします。写真は、800番が終わった処です。この状態を見ると、本当に大丈夫なのか不安になると思いますが、ここは思い切って削りましょう!
次に番目をあげ1000番で作業します。写真は作業が終わった処です。先程より少し透明度がましたのがわかりますか?
更に番目を上げて作業を進めます。写真は、1500番が終わった処です。先程より透明度が増してきのがお分かり頂けるでしょうか?
ペーパーは最後の2000番にかかります。写真は、2000番が終わった処です。このあたりになるとだいぶ透明度が上がってきました。後一息です!
最後の仕上げ処理として、液体コンパウンド(番目は、不明)による処理を行いました。写真は、コンパウンドが終わった処です。多少磨き線が残りましたが、もう一度作業は、無理なのでこのまま進めます。(次回コート処理時にしっかり処理する予定です)作業開始前に比べかなり透明度が復活しました。次は、いよいよコーティングです。
再コーティング開始
最終仕上げとしてワコーズヘッドライトコートの下地処理剤で処理を実施していきます。説明書では、下地処理剤で処理後コーティング剤を塗布とあります。液体コンパウンドで処理しておりましたが、説明書通りに、まずはコート剤を塗布します。塗布直後は、ティシュペーパー等で、余分なコート剤を除去しつつ均一に慣らすとの事でした。(写真は塗布が終わった後です。)
研磨時についてしまった磨き線が多数ありましたがコート剤を塗布すると、あまり目立たなくなりました。最期に、ドライヤーで、熱を加え乾燥と説明書にありましたので乾燥させました。
最終的な仕上がりは、耐水ペーパーの磨き線が若干残りましたが、施工前のハードコートが剥がれて黄ばんだライトよりはかなりましになりました。
まとめ
今回施工したワコーズヘッドライトコートは、ネットにある色んなレビューでの評価通り、作業性は良かったです。結局仕上がりを左右するのは、いかに下地処理を丁寧に行うかにかかっているのだと思いました。耐久性については、後日検証したいと考えております。個人的には、1年ぐらい持つといいですね。作業時間は、およそ5時間ぐらいでした!
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