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会社員は何故こんなに苦しいのか

    

 会社員は何故こんなに苦しいのか?上司の無理な命令に従わなければいけないから?権力者の権威を護る為の飲み会に自腹で参加させられるから?過剰な業務品質を要求される割に賃金に反映されないから?昇給昇進を餌にした過剰な競争を強いられるから?人格や生立ちを馬鹿にされても反論する事さえ許されないから?お金を稼ぐのだから当たり前だろう。この様に仰られる方がいます。その通りかもしれません。

私自身も若かった頃はこれらの事が何とも感じなかったのですが、近頃はこれらの事に強く違和感を感じ日々苦しい思いをしております。20代〜30代の頃は休日出勤や連日の時間外労働や飲み会への参加をしても、会社での人間関係の円滑化や働きやすさの向上、上司からの評価に繋がり更には、お金も稼げてラッキーとさえ感じていました。将来に期待をしていたからです。しかし子供が生まれ、同時に親の介護も始まるとその状況は一変しました。時間外制限等で労務提供が怠る様になれば当然の事ですが、会社からの当たりは厳しくなり、評価も下がり賃金は比例して下がります。今の会社はある程度事情にも配慮して貰えているので、何とかなってますが、育児も介護も長期戦。いつまで容認されるのか不明です。どうする事も出来ない状況に焦りが生まれ、まるで手足を縛られた状態で水の中に投げ込まれた様な感覚に苛まれます。追い打ちをかける様に賃金面では更に制度変更があるらしく、他社同様に高齢社員の賃金が抑制されその分を若い人へシフトされるとの噂です。私の様に労務提供に制限を持つものは一般職として賃金が抑制され抑制された分を管理職へ振替える運用に代わるそうです。更に数年後には定年延長が正式に行われこれに併せ一般高齢社員の賃金が更に何割か引下げられる事が既定路線の様です。この先労務の制約がなくなっても元の昇給ベースには戻らないでしょう。この事からも分かる様に労働者の商品は労働力のみである事から加齢やその他の外部要因によりその商品価値に瑕疵が生じると購入者たる会社は簡単に価格引下要求を行うと言う事です。資本主義社会に生きている以上は、あらゆるものは金銭を通じて価値交換が行われる為ある意味仕方ない事なのかもしれません。しかし何故この様な事態になったのか根本的な原因を考えると、やはり自身の判断により安定を求め安易に労働者を続けると言う形で命に等しい時間を商品にしてしまった事が原因という結論にいたります。正に自業自得です。言い訳の様で見苦しいのですが労働者以外の働き方で成功し、金を稼げる様になるのも血の滲む努力と運の要素が大きく失敗する事が多いと言われています。会社員の地位を捨て事業を始める等というリスクを大半の人間は取らず無難な会社員を選択する事になるでしょう。まだまだ日本では、挑戦し失敗するにはリスクが大きすぎるからです。しかしこのリスク回避思考が、自らの力で金を稼ぎ出すと言う能力を育成する機会を失わせ、気付いた時には手遅れになるのです(経験済)。だから殆どの方は最終的に会社(組織)から締め出されない様に、細心の注意を払い会社側からの無理目の要求にも必死で応え自ら首を絞めていく事態に陥ってしまうのでしょう。残念な事にそれ以外選択肢がないからです。故に会社員はこんなに苦しいのだと思っています。ここまでの話では高齢会社員には救いがない様に感じてしまうのですが、だからこそ、この救いがない中で真剣に今後の人生を考える必要があるのです。その手段として給与収入以外の収入源を少額でも良いので何としてでも創り出し収入源を分散させる考え方が重要になってくると言う事です。

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一つ一つの収入では食べていけないかもしれませんが、それらを組合せる事で、やがて自立出来る様になる可能性があると言う事です。可能性がある事こそが生きる希望へと繋がるのです。子供に学費がかかる?給付型奨学金を利用出来る様に教育しましょう。住宅ローンが残っている?賃貸へ引越して、自宅を貸出その後再び住む様に銀行と交渉しましょう。やり様は幾らでもあります。企業が労働者の副業を禁止できるのは、会社の業務に支障が出る場合、会社の信用が害される場合、同業他社で働く場合、営業秘密の流出が懸念される場合等です。これらに抵触しなければ堂々としていれば良いのです。高齢会社員の方はこれまで十分に会社への貢献をされ知識も経験も十分持たれた方ばかりだと思われます。ご自身の経験や価値を安く買い叩こうとする会社には忖度などせずに臆せずこれからの自らの人生を自らの力で造っていく事が肝要です。この様に考え方を変える事で、会社員生活が苦しみになっている方への一助になればと願っています。